南北街道

南北街道は、中津川宿から下呂、そして高山や富山に向かって北に伸びる街道です。

美しい農村地帯を抜ける道をたどり、小さな村をサイクリングで訪ねながら、様々なポイントを訪ねてみることをおすすめします。

Route 1 : 中津川宿-南北街道-苗木城

苗木城跡は、苗木花崗岩の強固な岩盤の上に、1526年に遠山昌利により築かれた城で、美しい木曽川の流れを眺望できる幻想的な城跡です。

城郭は、明治時代に入り武士の時代が終わりを告げた1871年に解体されました。

中津川宿からのどかな農村風景を通過し、急峻な坂を登るハイキングとともに、自転車で訪れることもおすすめです。

Route 2 : 北恵那鉄道線跡地沿線のサイクリング

中津川宿から恵那醸造、付知峡、熊谷守一つけち記念館、とこわか、かしも明治座などのスポットへの訪問にはサイクリングがおすすめです。南北街道は、木材と旅客の輸送を目的に1924年から開業(1978年に廃止)した北恵那鉄道線の跡地沿線をたどり、美しい小さな農村を訪ねることで、地元の人々の暮らしを等身大に感じながら健康的な時間を過ごすことができます。

恵那醸造

恵那醸造は、二ツ森山と呼ばれる山の中に位置する田舎の酒蔵で、その美しい軟水により醸される素朴な優しさを感じられるお酒が特徴です。もちろん、蔵を訪ねることとともに、地域の居酒屋などで楽しむこともおすすめで、蔵から眺める雲にインスピレーションを得た「鯨波」地域でも非常に人気の高い銘柄です。

付知峡

付知峡は、信じられないほど「青い」水、美しい滝を持つ付知峡の上流に位置する渓谷で、散策やキャンプなどが楽しめます。この水は、いかなる大雨が降っても、その水が濁ることなく、美しさをたもっていることが特色です。

不動滝

付知川の中流域にある不動滝は、その渓谷美が特に感じ取れるスポットになっています。この上・下流にはキャンプ場が設置されており、川沿いを散策することもおすすめです。

熊谷守一つけち記念館

独特の作風で知られる中津川市付知町の出身であった画家、熊谷守一(1880-1977)の作品の収集家である小南佐年が私財を投じて2015年に設立した。

とこわか

式年遷宮の際のご神木の供出は、「三ツ緒伐り(みつおぎり)」という木曽山古来の伐倒方法で伐りだされ、20年に一度、新たに社殿をつくり変えることで常に瑞々しく永遠を保つという「常若(とこわか)」という考え方が背景にあります。

そのような地域の木の文化、信仰の文化をもとに、土地のものを生かして食を供する「身土不二」の考え方で、郷土の食材と料理が楽しめます。

かしも明治座

明治座は、1894年に主に林業に従事している地域の人々の手によって建設された地歌舞伎などの地芝居や交流を楽しむための歌舞伎小屋であり、本格的な回舞台などの仕掛けがつくられたユニークな建築です。また、その緞帳は地域の女性たちの手により作られ、それぞれの名前が記載されています。

この地域には、少なくとも18世紀から地歌舞伎や人形浄瑠璃芝居(文楽)などを楽しむ保存会が多く存在しています。かしも明治座では、専属の地域住民によるガイドも組織ししており、建物内の散策を楽しむこともできます。

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