中津川地域は、日本列島の中でも西部(京都や大阪、名古屋など)と東部(東京や東北地方)をつなぐ中央部に位置します。東山道は、8世紀にはその存在があった古代の街道で、中山道はその後江戸時代に整備されました。また、この地域と下呂、高山、富山などをつなぐ南北街道も存在します。

街道トレイル

歴史的な日本の道を歩く

東山道トレイル

東山道は、近畿地方と東北・関東地方をつなぐ古代の街道で、8世紀には『続日本記』の中で、中津川から阿智村に抜ける道が登場しています。

この道は、標高1569mに及ぶ神坂峠を抜けなければならず、古の旅人たちにとっては非常に過酷な道でした。

そして、この道を通過した先も、これまでの平坦な旅路とは違う、日本の中央部の深い山々を進み続ける必要がありました。そのため、人々は日本でも珍しい峠の祭祀機構であった神坂峠遺跡で、旅の安全を祈願したと言われています。

中山道トレイル

中山道は、歴史的にも主要な街道の一つで、徳川幕府により、政治と物流面の街道として1601年から、江戸(東京)と京都間を結ぶ街道として整備されました。

中山道は69の主要な宿場町があり、中津川市内には3つの宿場、中津川宿、落合宿、馬籠宿があります。

中山道は、そのロケーションにより様々な表情を見せてくれます。例えば、歴史的な街並みの雰囲気、日本の伝統的な田舎の文化が引き継がれる田園風景、そして孤独な山道などです。

それらの先人たちの歩んだ足跡をたどり、宿場と宿場の間を歩くトレイルはとても有意義な時間を過ごすことができます。そして、特別なガイドサービスを利用し、よりオーセンティックな場所や地元の人々との交流を楽しむこともおすすめします。

南北街道トレイル

南北街道は、中津川宿から下呂、そして高山や富山に向かって北に伸びる街道です。

美しい農村地帯を抜ける道をたどり、小さな村をサイクリングで訪ねながら、様々なポイントを訪ねてみることをおすすめします。


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