中津川観光圏をつなぐDMCとして

Meets Nakasendo 合同会社は、特に対象とするエリア  - 岐阜県東美濃地域(岐阜県南東部 )、飛騨地域(北東部)、長野県木曽地域(長野県 南西部)-  を「中津川観光圏」と呼称し、この地域が自然や風景、文化の豊かさを保ち、地域外の方々と魅力を分かち合うための環境整備や機能構築、サービス提供を事業として展開します。

この地の魅力は、2つの象徴的な山、「恵那山」を西端とする木曽山脈と、「御嶽山」を中心とする御嶽山系で構成する山岳地帯、花崗岩や流紋岩で磨かれた美しい清流、山中で培われた杣人たちの文化、そして里の文化。さらに東山道・中山道をはじめ、交通の要衝として発展した街道は、歴史的に人をもてなし、背景としての自然の恵みと里の暮らしを織り合わせ、豊かで独自の文化を生み出し、なお引き継がれている点にあると感じます。

さらに地理的特性として、上流部には下呂温泉や小坂温泉郷、恵那山麓の温泉をはじめとした多様な泉質を持つ温泉資源が、下流部には陶磁器生産に欠かせない粘土・鉱石資源を基盤に歴史的に発展した美濃焼の生産地域が広がり、多層的な魅力を構成しています。

これらの魅力に象徴される、地の力、人の力により生み出された「引き継がれる日本の原風景」は、この土地の魅力であり、地域内の人々や、旅行者とともに分かち合い、保たれ、今後も引き継がれていくことは、一つの希望でもあります。

本当に美しい山や川、そこでの滞在経験、そして引き継がれる里山や街道の文化。人々の等身大の暮らし。それらの美しさ、エコシステム、真正さは、この地域を構成する最も基礎的な要素であり、価値の源泉であると考えます。
そのような背景から、Meets Nakasendo 合同会社の創業メンバーは、創業以前から「持続可能な観光」にも注目し、この地域で関係者が一体となり、今日の社会経済の中に具現化させていく方法についても模索をはじめています。

この原風景をより豊かで適応力ある形で引き継ぐために何をすべきか、それは私たちの共通の問いです。


代表社員 宮田 久司

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